改善のコンサルタントという仕事をしています。これまで数多くの現場で、改善のお手伝いをしてきました。その中で、「改善で一番大事なことは何か」と聞かれたら、私は迷わずこう答えます。
「改善しなきゃ、という意思があることです」
当たり前に聞こえるかもしれません。しかし、これが本当に一番大事なことだと、現場を見るたびに実感しています。
意思あるところに道は開ける
私の好きな言葉に、かのアメリカ大統領リンカーンが言ったとされる「意思あるところに道は開ける」という言葉があります。
改善の現場でも、まさにこの通りだと感じます。たとえ同じ事象を目の前にしていても、「これはこういうものだから」「これがうちの仕様だから」と思い込んでしまえば、そこで思考は止まります。それ以上、改善しようという発想にはたどり着きません。
逆に、「何とかしなきゃ」という意思さえあれば、同じ光景を見ても「本当にこのままでいいのか」と問いが生まれます。そこから初めて、改善の入り口に立てるのです。
会社にとって本当に重要なこと
この「何とかしなきゃ」という意思を、会社全体でどれだけの人が持っているか。私は、これこそが会社にとって本当に重要なことなのではないかと思っています。
改善の技法や手法は、学べば誰でも身につけることができます。しかし、その技法を使おうという意思がなければ、宝の持ち腐れです。逆に、意思さえあれば、多少やり方が不慣れでも、少しずつ前に進んでいけます。
意思を根付かせることが、一番難しい
もちろん、意思があるだけで自動的に成果が出るわけではありません。そこから実際の成果に結びつけるまでには、もう一山あります。
ただ、経験上、一番難しいのはこの「何とかしなきゃ」という意識を、会社全体に根付かせることです。技法を教えることよりも、成果を出す道筋を示すことよりも、この意識を育てることの方が、はるかに時間と根気を要します。
逆に言えば、この意識さえ根付いていれば、あとは早いものです。私のような専門家が入り、ちょっとしたヒントを出すだけで、改善はすぐに回り出します。意思という土台があるところに、外部の視点が加わることで、一気に動き出すのです。
まとめ
改善で一番大事なのは、手法でも、ツールでも、体制でもなく、「何とかしなきゃ」という意思です。その意思をどう会社に根付かせるか、そこが最大の難所であり、同時に一番取り組む価値のあるテーマだと思っています。自社の改善の進め方について相談したい方は、ぜひ一度お問い合わせください。


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