My heading is awesome

Latest Comments

表示できるコメントはありません。

~幸楽苑再建の事例に学ぶ~

昨日、『がっちりマンデー!!』を見ていて、考えさせられることがありました。

私はサラリーマン時代からこの番組が好きで、毎週欠かさず見ています。今回のテーマは、今期最高益を上げた企業の特集でした。その中で取り上げられていたのが、ラーメンチェーンの幸楽苑です。※このコラムは番組で見た情報だけではなく、その他に色々調べた情報を元に書いています。

順調だった会社が、傾いていった経緯

幸楽苑は、現在の会長である新井田傳氏が立ち上げ、積極的なチェーン展開で成長してきた会社です。しかし、経営が世代交代した後、業績は徐々に厳しくなっていきました。

低価格路線による利益率の低下に加え、脱ラーメンを狙って、ステーキや焼肉、コロッケ、タクシーによるテイクアウトなど、さまざまな事業に手を広げていきました。しかし、それらはなかなか芽が出ず、その間に本業であるラーメン事業が手薄になっていったといいます。

そこに、令和元年の東日本台風による工場・店舗の浸水、新型コロナウイルスによる長期の営業自粛、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う原材料・光熱費・物流費の高騰と、外部環境の悪化も重なりました。2023年3月期には、ついに営業赤字に転落します。

トップが戻り、始まったのは「原点回帰」

同じ年、経営の一線を退いていた新井田傳氏(当時81歳)が、会長兼社長として経営トップに復帰します。そこから始まったのが、「原点回帰」でした。

行われたことを見てみると、決して華やかなものではありません。

– 減らしていたエリアマネージャーを再び増員し、一人あたりが見る店舗数を絞り込む

– 採算の合わない店舗を整理する

– 商品を見直し、磨き直す

– 販促のやり方を紙からデジタルへ切り替える

– 店舗を計画的に改装していく

特別な新規事業でも、革新的な技術でもありません。むしろ、以前は当たり前にできていたはずのことを、もう一度丁寧にやり直しているようにも見えます。そして、この復帰をきっかけに、一度離れた社員が「力になりたい」と、40人を超える規模で復職してきたといいます。

「新しいこと」をしたわけではない

ここで、あらためて考えてみたいのです。

幸楽苑の再建は、「再建」という言葉から連想されるような、何か新しい一手を打ったものだったのでしょうか。振り返ってみると、そうではないように思います。

やったことは、今おかしくなっている部分がどこかを突き止め、元の状態に戻すこと。そして、もともと自分たちの会社が持っていた良さを、あらためて活かすこと。突き詰めれば、それだけだったのではないでしょうか。

言葉にすれば、拍子抜けするほど単純です。しかし、これがなかなかできません。多くの会社が業績不振に陥ったとき、目新しい策や、外部の成功事例に答えを求めがちです。原点に立ち返り、地道にやり直すという選択は、地味に見える分、実行するのが難しいのだと思います。

そして実際に、この単純だけれど難しいことをやり切った会社が、今期の最高益という結果を出している。その事実を、今回のニュースはあらためて教えてくれた気がします。

皆さんの会社にとっての「原点」は、何でしょうか。

参考

– [幸楽苑の業績回復の理由(政経東北)](https://www.seikeitohoku.com/the-reason-for-korakuens-improving-business-performance-1/)

– [幸楽苑HDの2024年3月期、最終損益は2000万円の黒字(日本経済新聞)](https://www.nikkei.com/article/DGXZRST0573460V10C23A5000000/)

CATEGORIES:

その他

No responses yet

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です