整理・整頓・清掃・清潔・しつけの「5S」は、多くの製造現場で取り組まれています。しかし、「始めたときは良かったが、いつの間にか元に戻ってしまう」という悩みもよく聞かれます。
5Sが定着しない現場に見られる共通点
目的が「きれいにすること」で止まっている
5Sは本来、ムダの削減や作業効率、安全性の向上につながる取り組みです。しかし「見た目をきれいにすること」自体が目的になってしまうと、作業の合間の負担になりやすく、続きにくくなります。
一部の人だけの取り組みになっている
特定の担当者や責任者だけが熱心に取り組み、他のメンバーが「やらされている」感覚のままだと、その担当者が忙しくなった途端に活動が止まってしまいます。
定着の仕組みがない
大掃除的に一度きれいにしても、日常業務の中に「維持する仕組み」がなければ、時間の経過とともに元の状態に戻っていきます。
定着させるための考え方
1. 「なぜ5Sをやるのか」を共有する
きれいにすること自体が目的ではなく、探し物の時間を減らす、事故を防ぐ、といった具体的な効果と結びつけて説明することで、納得感を持って取り組みやすくなります。
2. 誰でも維持できるルールにする
「置き場所を決める」「表示をつける」など、特別なスキルがなくても維持できる仕組みにすることが、長続きのポイントです。
3. 定期的に振り返る機会をつくる
一定期間ごとに現場を見て回り、良い状態を評価し合う機会を設けることで、活動が「一過性のイベント」で終わらず、日常の一部として続きやすくなります。
まとめ
5Sが定着しない背景には、目的の共有不足や、一部の人任せになっているといった共通の課題があります。仕組みとして根づかせる工夫について相談したい方は、ぜひ一度お問い合わせください。


No responses yet