「教育は現場のOJTで」というのは、多くの製造業で当たり前になっている考え方です。しかしOJTだけに頼った育成は、いくつかの弱点を抱えています。
OJTだけでは限界がある理由
– 教える側の経験・力量によって、教わる内容の質にばらつきが出る
– 「見て覚える」ことが前提になり、体系立った説明が省略されやすい
– 教える側の業務負担が大きく、忙しい時期は指導が後回しになる
– 教わる側が「何を、いつまでに、どのレベルまで」習得すべきか分かりにくい
OJT自体が悪いわけではなく、それだけに全てを任せてしまうことが問題だと考えられます。
OJTを補う3つの工夫
1. 習得項目のチェックリスト化
教える内容を項目化し、進捗を可視化するだけでも、指導のばらつきを減らせます。特別なシステムは不要で、紙やExcelでも始められます。
2. 座学・研修との組み合わせ
安全や品質の基本、業務の全体像といった「共通して知っておくべきこと」は、現場の合間ではなく、まとまった時間で座学として伝える方が定着しやすくなります。
3. 定期的な振り返りの機会
一度教えたら終わりではなく、一定期間ごとに振り返る機会を設けることで、抜け漏れの発見や、教わる側の疑問を拾い上げやすくなります。
まとめ
OJTは現場の実践力を養ううえで欠かせない手段ですが、それだけに頼ると属人化やばらつきが避けられません。座学やチェックリストなど、OJTを補う仕組みを組み合わせることで、育成の質を安定させられます。自社に合った育成の仕組みづくりについて相談したい方は、ぜひお問い合わせください。


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